トランジション・タウン横浜の活動をきっかけに、自然素材と自家製酵母を使ったパン屋の「Fukumimi(フクミミ)工房」やシェアハウスの「ウェル洋光台」の関係者でスタートした、洋光台の栗木神社前で毎月第三土曜日にやっている『小さな市』が、1周年を迎えました。
『トランジション・タウン』とは、持続不可能な社会から持続可能な社会へ移行していくために、市民が自発的に地域の暮らしを考え、行動し、意識をもって日々の暮らし方を変えていこうとする運動のことで、トランジションとは「移行する」という意味の言葉です。
好きなこと、得意なこと、大切にしたいことを、楽しみながら分かち合い、持ち寄ることで循環するコミュニティの暮らしを体現している活動は、多くの方が関わることで、ネットや口コミなどで、少しずつ浸透してきています。
この『小さな市』は、「自然と調和しながら共生することで可能な、循環し持続可能なコミュニティづくり、街づくり」を体感出来るので、まだ一度も行かれてない方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
次回は「5月16日(土)9時頃~14時頃」の開催ですよ☆
「小さな市」の会場は、栗木神社の近くにある自家製酵母パンFukumimiの工房とガレージスペース。主催するのは、工房のオーナー・瓜生奈美さんだ。
4月18日に行われた市には、手染めのストールや小物などを扱う森屋本舗(洋光台)、革靴や革小物を扱うHansABO(ハンズアボ)(栗木)、菓子・ジャムなどを扱う朱美工房(洋光台)、アロマセラピストなど、区内で活動する職人らによる手作りの品々や、峰町で採れたふきやタケノコなどの野菜が並んでいた。
主催者の瓜生さん自身も、自然素材を用いて自家製酵母を使ったパンを作る職人。できるだけ環境に負荷をかけない栽培方法で生産された食材や、アレルギーがある人も安心して食べられる材料を使うなど、商品の販売やパン作り教室を通じ、購入者や参加者と交流しながらこだわりを伝えてきた。
2014年に入り、こうした活動を身近な地域の人にも広げていければと「小さな市」を企画。港南区で無農薬野菜を栽培する人や、洋光台のイベントで体験会を行っている人など、地域で活動する人たちとともに、作り手の思いの詰まった品を揃え、昨年の春から定期的に開催している。
出店者の一人、森屋本舗の森陽子さんは「地域の方や出店者同士で品物について話しながら交流を楽しんでいる」と話す。瓜生さんも「こだわりを押し付けるのでなく、来た人が楽しいと思ったり、新しい発見があったと感じてくれれば嬉しい」と思いを語る。
タウンニュース磯子区版:2015年4月30日号より抜粋
『トランジション・タウン』のスピリットとは、以下のようなものです。
トランジションタウンではこんなことを大事にしながら活動をしています。
●依存から自立・共存へ
●部分から全体へ (全体的解決、全体最適)
●除外からオープン、包括へ (万人が参加できる、多様性が重要、不要な人はいない)
●分断から連帯・つながりへ (触媒になろう!)
●トップダウンからボトムアップへ
●コントロールから自発性へ (自発的に拡がっていく)
●GetからCreateへ (ワクワク、充足感、楽しさを大切に)
●愚痴やおそれから実行へ (やらなきゃならないではなく、楽しく愉快にGo!)
●こうあるべき形態はない (これまでの枠組みではとらえにくい)
●自分の内なる変革を進めよう (日々の幸福感)
●創造的に遠慮しないで生きる!
●地域のつながりを回復し、そこにあるものをつなげて循環する仕組みをつくる
●仲間が増えて住んでいるところが楽しくなる (未来への希望を増す)
●調和しつつ、個性が生きる!
「トランジションタウンよこはま」より抜粋
以下は、過去に開催された「小さな市」の様子です。
お写真は「小さな市」の「facebook(フェイスブック)アルバム」に沢山掲載されています。facebookページは、個人アカウントを取得(無料)すると見ることができます。
Posted by 小さな市の会 on 2014年9月14日
みんなの意識が、それぞれ少しずつシフトいくことで、地球と調和する素晴らしい地上天国が着実に協同創造されていきますね♡